賃貸物件でフロアマット貼りをするなら、テープ選びが成否を分けます。
接着力が弱すぎるとズレるし、強すぎると剥がすときに跡が残る。
このバランスを取るために、私が現場で重視しているポイントを紹介します。
原状回復を最優先に考える
賃貸DIYで一番大切なのは、退去時に元の状態へ戻せることです。
そのため、選ぶべきは「剥がせるタイプの両面テープ」や「位置調整用テープ」。
特に床材がフローリングの場合、粘着跡や表面剥がれはトラブルの元になるので要注意です。
私がよく使うのは、弱粘着タイプ+マスキングテープの二重貼り。
下地保護のマスキングの上から両面テープを貼ると、跡残りのリスクがぐっと減ります。
一手間かかりますが、後々の安心感が違います。
テープの種類と特徴
1. 原状回復向け両面テープ
粘着力はしっかりありながら、剥がすときに糊残りしにくい仕様です。
クッションフロアやタイルカーペットに幅広く使えます。
2. 位置調整テープ(再剥離タイプ)
貼り直しができるので、初心者でもズレを直しやすいのが魅力です。
賃貸では特に安心感が高いテープですね。
3. マスキングテープ+両面テープの組み合わせ
直接床に粘着させないため、跡残り防止に最適。
ただし厚みが増すので、施工後に段差が出ないかチェックが必要です。
使用場所ごとの選び方
出入り口やよく歩く場所:強めの両面テープ+マスキング併用で固定力重視
部屋の中央や家具下:弱粘着テープで十分。剥がしやすさ優先
湿気の多い場所(キッチン・洗面所):防水仕様のテープを選ぶと安心
購入前に必ずテストする
どんなテープでも、必ず目立たない場所でテストしましょう。
床材との相性や剥がした後の状態を確認すれば、安心して作業できます。
特に古いフローリングや塗装仕上げの床は、粘着力が強いと剥がれる恐れがあります。